特定非営利活動法人 浦上そぼろ保存会は、浦上そぼろの歴史的経緯や存在意義を大切にしたいという想いの元に立ち上げました。
「浦上そぼろ」は家庭料理を基本としています。しかし、家庭料理は担い手が不在だと次代へ引き継がれません。
私たちは活動を通して、家庭料理を大切にしつつ、長崎の文化に根ざした食文化として、世界に広めていくことを目的としています。「浦上」という土地は、歴史ある国際都市である長崎の歴史の中でも非常に重要な場所です。港町として発展をする前から開かれており、キリスト教布教期にはイエズス会領として存在していた場所でもあります。その後も隠れキリシタンとの縁や、キリスト教弾圧の歴史、原爆投下と世界的に見ても大きな歴史的イベントの舞台となった場所です。
その場所で代々家庭に伝わる「浦上そぼろ」。それぞれの家庭には家庭の「浦上そぼろ」が、一方で学校給食としての「浦上そぼろ」やお店で出されるアレンジされた「浦上そぼろ」が存在します。
それら様々な「浦上そぼろ」を認めつつ、「ハンバーガー」や「カレー」「ちゃんぽん」と言っても色々な家庭の味、お店の味があるように、「浦上そぼろ」の多様な味を文化として大切にしていきたいと考えています。
代表理事 甲斐 亮
お問い合わせ先:inquire@urakami-soboro.org
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7月中に行った講演で使用した資料を公開します。
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